■バターとオイスターソースでこっくりした味わいに
新じゃがに竹串がすっと刺さるようになり、水が底から1cmくらいになれば完成目前。
今回使用した新じゃがが少し大きめだったので約30分ほどかかりましたが、大体20~30分くらいが目安の時間になると思います。
そこに、分量のバターとオイスターソースを加えます。このとき、食欲を誘ういい香りが漂いはじめるのがたまりません!
少し火を強めて、残っている水分を煮詰めていきます。このとき、完全に水分がなくなると焦げ付いてしまうので、少し慎重に煮詰めてください。
こちらが煮詰め終えた状態です。挽き肉がパサついておらず、ちょうどいい塩梅です。
この状態で早速味見してみると…、新じゃががほくほくで、挽き肉と一緒に食べたときに甘辛い味が口いっぱいに広がります!
普段は新じゃがだけで食べていたので、挽き肉が加わるだけで一気におかずっぽさを感じます。バターの風味もふわっと香り、オイスターソースのおかげで中華のテイストもありますね。味がしっかりしているので、お弁当のおかずにも良さそうです。
■あおさを加えだけで味のインパクトが倍増!
さらに、今回はここにあおさを加えてみます。
あおさが加わるだけで、見た目が一気に華やかになりましたね。
お味のほうは……さっきよりもかなり味にパンチが出ています! 口の中にあおさの風味が一気に広がり、なおかつ味のバランスも壊していません。
食べていて気付いたのですが、この味はポテトチップスののりしお味に似ています。試食していた別のスタッフも「これがあればポテトチップスが食べられなくても我慢できる」と話すほどそっくりな味なんです。お酒と一緒に楽しむなら、ビール、日本酒、焼酎、白ワインに合うと思います。ハイボールとの相性も良さそうですよ。
季節の食材と聞くと調理方法が難しいように感じますが、のり塩風新じゃが煮のように簡単に作れる料理もたくさんあります。ちょっとしたひと工夫で、旬の食材をおいしくいただいてみてください!
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(料理・文・写真/今西絢美)
編集プロダクション「ゴーズ」所属。スマートフォンなどのデジタル製品を中心に、アプリや関連サービスに関する記事をウェブや雑誌で執筆中。趣味は食べ歩きで、食にまつわるサービスや製品のチェックがライフワーク。