炊いて焼いて温められる!「HOTデシュラン 2」って弁当箱…なの?

■新機能“焼く”を試してみた!

ここまで、「HOTデシュラン 2」最大の特徴である “米を炊きながらおかずを温める” 機能を紹介してきました。実は、この機能自体は2010年に販売された「HOTデシュラン」ですでに実現されており、「HOTデシュラン 2」はその後継機なのです。

追加された機能は、「焼く・煮る」「沸かす」の2点。今回は “焼く” 機能を試してみたいと思います。電熱板の上に今度はフライパンをセットしましょう。好みの具材をバーベキュー感覚で焼けそうです!

▲電熱板から固定ストッパーを取り外し、フライパンをセット

▲「焼く/煮る」のボタンを押す

ボタンを押すと、熱加減を3段階で調整できます。ここでは、中火程度の「2」に設定しました。ウインナーを入れ、熱していきます。

途中、熱加減を「3」に変更。火を使うときのようにスピーディーな調理できませんが、焼くのに少し時間がかかる程度で、具材に火が通らない、なんてことはありません。

▲ウインナーにしっかり焼き目がついた

「焼く/煮る」ボタンを押せば、肉じゃがのような煮物も作れます。もはや “卓上フライパン” の趣きすらある「HOTデシュラン 2」。さすがにオフィスでの “バーベキュー” は難しいですが、夜中に台所を汚さず、自分が食べる分のおかずだけ作りたいときに活躍しそうです。

 

■持ち運びには難しいけれど…

「お米が炊ける!」「付属のフライパンで加熱調理ができる!」そんな異色の “弁当箱” として紹介してきた「HOTデシュラン 2」ですが、1点課題があるとするなら、“持ち運びが難しい”という点でしょうか。1.6kgの本体を通勤カバンに入れるのには抵抗があります。

とは言っても、大きさ自体は高さ23cm、奥行き14.5cmと、これだけの調理機能を備えている割にはスリム。デスク下やロッカーなどに保管し、食事時に取り出す、といった使い方はできそうです。

 

「HOTデシュラン 2」の魅力は “手軽さ” よりも “その場での調理” が可能な点にあると言えます。弁当を作るために早起きができない人も、米と残り物の食材があればオフィスで作りたての、それも栄養価の高い食事を楽しめます。一方、「手早く弁当を作ってランチの時間になったらすぐ食べたい」という人は、保温性のある弁当箱を使い、前の晩の残り物を温かいままオフィスに持ち込む方がよいかもしれません。

「HOTデシュラン 2」の販売価格は1万79円です。

>> 「HOTデシュラン 2」

 


[関連記事]
パンはサクふわ!フライはカリッ!「ヘルシオ グリエ」で何でもできたてに

オフィスでも炊き立てを!レンジで炊飯できるマグを試してみた

「弁当デビュー」しよう!ランチが楽しくなる技アリ弁当箱4選


(取材・文/神戸紅実子

kambe_profile

かんべくみこ/エディター、ライター

編集プロダクション「ゴーズ」に所属。”平成生まれ昭和育ち”ながら、スマホやアプリに関する記事を若者文化に乗り遅れまいと執筆中。東横線ユーザーだが、ときどき中央線沿線にも出没する。

トップページヘ

この記事のタイトルとURLをコピーする