クルマ好きが集まると「日本車ってスポーツモデルが少ないし、メーカーも元気ないよね…」という話になることがあります。
「うんうん…」なんて、つられそうになりますが、そこで必ずツッコミを入れることになるのです。「ちょっと待て。トヨタも『86』やマツダ『ロードスター』、日産の『GT-R』や『フェアレディZ』もあるだろ?」と。
GT-Rといえば、今や世界的なスーパーカー・リーグのエース級メンバーですし、フェアレディZといえば、日本で最も長い歴史を有するスポーツカーです。もちろん、誰も忘れてはいないでしょうし、先ほどのような会話の意図はといえば「もっといろんなスポーツカーがあればいいのにね…」というところでしょう。
とはいえ、日産のスポーツカーラインナップには、排気量3.5リッター超、かつ、300馬力から500馬力級のスポーツモデルが2車種もあるのです。冷静に考えてみると、これってかなりすごいコトなのでは? そこで今回は、GT-RとフェアレディZを乗り比べてみました。
【次ページ】意外とジェントルなGT-R、ホットな一面を備えるZニスモ▶
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