お伊勢さん菓子博には、赤福以外の注目グルメももちろんあります。そのひとつが、老舗和菓子店6社がこのイベントのために共同開発した和パフェ「しんかパフェ」(650円・コーヒもしくはほうじ茶付き)です。お伊勢さん菓子博の公式キャラクター「いせわんこ」の焼印が押されたどら焼き生地のラスクは両口屋是清、しっとりした甘納豆は花園万頭、トッピングの雲龍という和菓子は俵屋吉富のもの。餅は赤福、中に入ったブッセと抹茶味のわらび餅はつちや、砕いたゴーフルは神戸風月堂のものとなっています。
個々には食べたことのある味でも、ひとつのパフェでこれだけの老舗の味が一同に介していると豪華な感じがしますね。関西出身の筆者としては、ゴーフルといえば定番手土産のイメージなので、これがふんだんに使われているだけで贅沢な気分になりました。甘さ控えめな抹茶クリームはほかの和菓子との相性も良く、“和パフェ” としてバランス良くまとまっています。
ほかにも、赤福の一部店舗でしか食べられない「赤福氷」(520円)もおかげ茶屋で提供されています。夏限定で提供されるこのかき氷は、冷たい氷に馴染むように作られた餅とあんが抹茶蜜のかかった氷のなかに隠れています。
味は “宇治金時”に近いのですが、つぶあんでなくこしあんなのが赤福らしいですね。
■いせわんこのスプーンがかわいい「いせわんこパフェ」
会場限定スイーツとして忘れてはいけないのが、「いせわんこパフェ」(500円)です。
アオサのおかきの上に伊勢茶を使ったアイスクリームが載ったパフェで、このおかきとアイスの甘じょっぱい組み合わせが絶妙! さらに、クッキーとミニ大福もあり、和菓子と洋菓子が上手く使われています。
パフェはもちろんおいしいのですが、このパフェを食べるもうひとつの理由が、いせわんこオリジナルスプーン! グッズとしても売られていないので、自分へのお土産としてこのスプーンを持ち帰る人も多いそうです。