「ポンスケ」(108円)は、ぼんち揚と同じく、ぼんちのあられです。ぼんち揚はうるち米が原料ですが、ポンスケは戦後のお米が手に入りにくい時代にメリケン粉をアルファ化したものを揚げて作ったあられとして登場。表面には甘味砂糖がかかっています。
パッケージは最近リニューアルされ、佐藤オオキ氏が代表を務めるデザインオフィスnendoが手がけています。昔からあるお菓子とは思えないようなオシャレさがありますね。
ぼんち揚に比べると小ぶりで、やや軽めの食感。今回は「のり」味を食べてみましたが、甘さとのりの風味が癖になり、一度食べ始めると止まらなくなること必至です!
■岡山の「ポップコーン66」は高級ポップコーンさながら
巷ではギャレットポップコーンなど高級路線のフレーバーポップコーンが人気。実は、岡山にもそんなポップコーンに引けを取らないメーカーがあるんです。
「ポップコーン66」は、岡山県県庁通り駅近くに店を構えるポップコーンのお店です。日本生まれとは思えないようなアメリカンなパッケージが目を引きます。
今回購入したのは「リッチキャラメル」(400円)。キャラメル味がすることは見た目からも想像が付きますが、ベースはなんとバター風味なんです。ちょっと塩気のあるバター風味と甘いキャラメルの組み合わせは”甘じょっぱさ”の極み! コンビニで売られている同様のポップコーンは甘さだけが残りますが、ポップコーン66は大人も子どももよろこんで食べられる味に仕上がっています。
今回紹介したスナック菓子は、いずれもその地域の人にとっては「何を今さら!」というようなものばかりでしょう。しかし、西日本に馴染みのない人なら初見の人も多いのでは? 1個あたりの値段も手頃なので、旅行のお土産として渡すのにもおすすめですよ。
>> お伊勢さん菓子博2017
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(取材・文/今西絢美)
編集プロダクション「ゴーズ」所属。スマートフォンなどのデジタル製品を中心に、アプリや関連サービスに関する記事をウェブや雑誌で執筆中。趣味は食べ歩きで、食にまつわるサービスや製品のチェックがライフワーク。