まず、はじめに紹介するのは岩手県の松栄堂が手掛ける「ごま摺り団子」(8個入り500円)です。
岩手だけでなく、仙台駅などでも買えるようで、東北ではメジャーな和菓子なんだとか。2013年に開催された「第26回全国菓子大博覧会・広島」では、単品の売り上げで日本一に輝いたそうです。もちろん、今回のお伊勢さん菓子博でも大人気の和菓子でした。
荒木彦摩呂先生の「ジョジョリオン」に出てくる「ごま蜜団子」のモデルにもなっており、2012年のジョジョ展ではコラボ商品も登場。ジョジョファンにとってもアツいおやつなんです。
ひと口サイズのひんやりした団子のなかには、ごま蜜がたっぷり! 口の中でとろっとごまの風味が広がるのがたまりません。ちょうどいいサイズ感なので、つい連続で口に運んでしまいます。今回食べたのはごま蜜でしたが、ほかには「ずんだクリーム団子」や「抹茶クリーム団子」もあるので、いろんな味を食べてみたくなるはず。
冷凍状態であれば、賞味期限が180日間というのもお土産としてうれしいポイントです。解凍後は冷蔵庫保管で3日以内に食べましょう。常温でなくひんやりした状態で食べるお団子は夏にもぴったりの和菓子です。
■シンプル・イズ・ベストな四日市の「なが餅」
せっかくお伊勢さんに来たら、その土地のお土産がほしいですよね。「赤福以外の和菓子でおすすめは?」と名古屋出身の担当編集者に聞いて教えてもらったのが、なが餅笹井屋の「なが餅」(7本入り600円)です。
これまで何度か名古屋を訪れたことはありましたが、実はこの和菓子は初めて知りました。1550年頃に創業したというこのお店、その当時からなが餅を販売しているそうです。
餡には北海道小豆、餅には国産もち米を使用しています。平たく伸ばした餅は両面に焼き目が。消費期限は製造日より3日ですが、購入後は期限に関係なくできるだけ早く食べたほうが柔らかいお餅を楽しめます。
できたての焼き餅は最高! 火にかけたことで香ばしさがアップし、内側の餅がふんわりしました。個包装&スティック状なので片手で食べられますし、餡も甘すぎずちょうどいい塩梅です。特別な目新しさはないものの、シンプルだからこそ飽きの来ないおいしさは定番土産である最大の理由だと思いました。