関西出身の筆者ですが、大阪土産は次々と新しいものが出てくるので、知らないお菓子がまたまだたくさんあります。そんな中、大阪コーナーで見つけたのがこちら。
あみだ池大黒の「大阪ちよ子」(1000円)です。出オチ感満載のこのネーミングですが、ひと目見ただけだと何なのかわかりませんよね。
大阪ちよ子はスイートチョコにアーモンド、ホワイトチョコにレーズンを練り込んだクランチチョコです。もともと、同社は江戸時代後期に創業した「おこし」の老舗で、おこしをチョコレートで現代風にアレンジしたお菓子に仕上がっています。パッケージに描かれている傘は「ちよ子さん」のトレードマークなんだとか。わかりそうでわからない、絶妙なネーミングに思わずニヤリとしてしまいます。
■味わい深いパッケージが目を引く「高校三年生の山田まん」
今回、ブース内で「なんじゃこりゃ!」と気になったのが、こちらのお菓子。
その名も「高校三年生の山田まん」(7個入り500円)です。手作り感満載のこのパッケージは、作りこまれたデザインのパッケージが並ぶ土産物のなかでひと際異彩を放っていました。
これは高知県香美市の山田高校の生徒らが商品開発したまんじゅうで、2016年2月の販売開始から半年で約4万4500袋、2000万円余りの売り上げがあるほどの話題のお土産なんです。いまでは、製造販売する製菓会社「青柳」の主力商品になりつつあります。
実際に食べてみたところ、白あんにしっかりと生姜の香りが感じられ、和菓子としてもかなりクオリティの高い仕上がりになっています。生姜と餡が合うことに、山田まんを食べて初めて気づきました。この生姜は香美市の企業が生産するショウガを使用しており、まんじゅうの皮には竹炭が練り込まれています。高校生たちが開発したということを知ると、次も買ってみようかなと思わせるものがありますね。