■外側と内側から一気に冷却
「ハイパーチラー」は、氷を利用して本体内のコーヒーを冷却する製品です。“氷で冷やす”という点では、熱いコーヒーに直接氷を入れる方法と同じかもしれません。しかし、「ハイパーチラー」では、氷で味を薄めずアイスコーヒーを作れます。
コーヒーが簡単に冷却される理由は、内部の3重構造にあります。外側の容器と大小ふたつのステンレスカップの3つに分かれていて、外側の容器と内側の小さいカップで氷を作り、氷と氷にはさまれた中間層でコーヒーを冷まします。
では実際に、コーヒーの冷却準備をしながら、仕組みを見ていきましょう。まずは、小さいカップに水を注ぎます。
続いて、外側の容器に水を注ぎます。このとき、計量用に大きい方のステンレスカップを使います。
空になった大きいステンレスカップは、小さいカップと同様フタにセットします。
大小ふたつのステンレスカップをセットし終えたら、外側の容器にフタをします。
ここまでの手順では、外側の容器と内側の小さいステンレスカップに水を入れました。ということは、内側と外側に入れた水を凍らることで、中間層の大きいステンレスカップにコーヒーを入れれば冷却できるということがわかります。もちろんコーヒーは直接氷に触れないので、薄まることはありません。
水をセットし終えたら、冷凍庫に「ハイパーチラー」を入れて氷ができるのを待ちましょう。冷却の目安は、最低12時間です。