■いよいよ熱々のコーヒーを投入!
「ハイパーチラー」の冷却が済んだら、いよいよコーヒーを投入します。今回注いだのは、70℃のコーヒー。説明書によると、氷なしでアイスコーヒーを飲む場合、冷却時間の目安は150秒だそうです。果たして、淹れたてのコーヒーは本当に冷たくなるのでしょうか。
今回は150秒を目安にコーヒーを冷却。しかし、出来上がったコーヒーに氷を入れる場合は、冷却時間は90秒でよいそうです。しかも、「ハイパーチラー」本体を回せば冷却時間を60秒まで短縮できるとか。好みの飲み方に合わせ、冷却時間や方法を調整することもききそうですね。
さて、コーヒーをグラスにに移し替えると…
なんと11℃まで冷却できました!
今回の検証では熱いコーヒーを「ハイパーチラー」に注ぐのに手間取ったため、実際の冷却に150秒以上かかりました。使い方に慣れていないと多少の時間のロスがあるものの、短時間で60℃近く冷却できたのは高ポイントと言えるでしょう。なお、うっかり冷ましてしまったコーヒーは味が劣化することがありますが、「ハイパーチラー」で急速冷却したコーヒーは、淹れたての味をしっかり保っていました。
ちなみに、一度冷凍した「ハイパーチラー」では、アイスコーヒーを2回作ることができます。2回目は冷却に2~3分かかるそうですが、これなら家族の分のアイスコーヒーも手軽に作れますね。
■12時間の準備時間がネックだけど…
「ハイパーチラー」は、氷を使ってコーヒーを瞬間冷却する製品。そのため、12時間もの製氷時間が必要不可欠です。「今すぐアイスコーヒーを飲みたい!」という人は、近場のカフェでコーヒーを買って来た方が手間は省けるかもしれません。
しかし、就寝前や夕食後に「ハイパーチラー」を冷凍庫に入れておけば、朝一番でアイスコーヒーを作れます。カフェに行くよりずっと安上がりですし、アイスコーヒー欲しさに朝から外出する必要もありません。
カフェに行く手間やコストを考えれば、「ハイパーチラー」でアイスコーヒーを作った方が効率は良いと言えます。ちなみに「ハイパーチラー」では日本酒やワインの冷却も可能。自分の好きな飲物を“夏仕様”で楽しみたいときにも使えそうですね。販売価格は4980円です。
>> 「ハイパーチラー」
[関連記事]
コンビニコーヒー好きは"マイタンブラー”を持参した方が良い理由
ポイントは温度と抽出時間!こだわることでハンドドリップのようなコーヒーに
(取材・文/神戸紅実子)
編集プロダクション「ゴーズ」に所属。”平成生まれ昭和育ち”ながら、スマホやアプリに関する記事を若者文化に乗り遅れまいと執筆中。東横線ユーザーだが、ときどき中央線沿線にも出没する。