「ホワーイ? ジャパニーズ・ピーポー!」
ワタシにそういったのは、超厚切り(?)の海外フォトグラファーでした。彼によると、日本のモータリゼーション・シーンには、欠けているものがある、と。それはスーパーカーでもなく、エクゼクティブなストレッチリムジンでもなく、スポーツワゴンだというのです。
かつて日本には、三菱「ランサー エボリューションワゴン」や日産「ステージア260RS」のような、ステーションワゴンだけどスーパースポーツ? と思わせる、アンビバレントな立ち位置のクルマがありました。久しく存在感が希薄になっているジャンルです。かろうじて、スバル「レヴォーグ」が孤軍奮闘しているくらいでしょうか。
ヨーロッパなどでは、メッチャ速いワゴンが昔も今も根強い人気があります。最新のところだと、450馬力のアウディ「RS4アバント」、510馬力のメルセデスAMG「C63 Sステーションワゴン」など、熱い荷車がアウトバーンを闊歩。当然のごとくラインナップされています。
そんな人気ジャンルに、新たなる選択肢が加わりました。ゴルフ史上最強となるワゴン。それが「ゴルフRヴァリアント」です。
レースモードを選ぶと走りが豹変!
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